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お気楽な日々達2001年9月分

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2001/9/30 Sun.

●久しぶりの完全オフな週末。土曜日は近所に買い物に行き、今日は一日中テレビにかじりついたお気楽な日を過ごしました。遅く起きた朝は、山本直純の波瀾万丈。「男はつらいよ」のテーマが30分足らずで作曲されたエピソードなどなど、とても楽しいものでした。BGMには、いろいろなクラシック名曲が散りばめられていて、それまた選曲が秀逸。昼は高橋尚子の特別番組、そして夕方はベルリンマラソン。ゴール後に息一つ乱さずにケロッとしている姿はオリンピックと同じでしたが、彼女はほんと超人ですね。我々には想像もつかない、ものすごい努力をしているのでしょう。夜は夜で、アイザックスターンの番組を楽しみました。レッスンは厳しそうですが、非常に説得力があって、生徒一人一人のレベルに応じた質問を投げかけているのが印象的でした。ということで、今日は一日中、寒い日でしたが、暖かい飲み物や食べ物が美味しい季節になって、ワタクシ的には少しうれしかったりします。

●メトレビューを考えているのですが、なかなか筆が進みません。もちっと、お時間をいただきたく。。。そうそう、メト第2HPを少しだけ更新しておきました。といっても、有益な情報は来年の日程だけかな?(^^;

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2001/9/27 Thr.

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●昨日は、朝の10時から夜の9時まで、ビクターのスタジオでマスタリング作業。その世界ではかなり有名なのでしょうか? 山崎さんというエンジニアが作業をしてくれました。村治佳織やフジ子・ヘミングなどの作品を手がけている方です。マスタリングという作業はいったいどういうものかと言うと、演奏会当日の録音から最終的にCDの音を決める作業といえばわかりますかね? しろーと的には、本番一発のDAT録音がそのままCDになると思いがちですが、それでも曲の出だしや終わりの音決め(いきなりブツンと音が始まることはできませんから)から始まって、ダイナミクス(音量)の調整、音質やステレオのバランス調整などがあるでしょう。さらに、今回はリハから複数のテイクを録音しましたから、どの音源を使うかやミスやノイズなどの事故の処理(詳しくは言えませんが。。。笑)などなど、それはそれは気の遠くなる作業があるのです。

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●ということで、いろいろとおしゃべりしたいのをグッとこらえて(出来上がった音がどう完成したかは、内内の秘密ということで口止めされましたので。。。笑)、今回学んだことを少しだけご紹介。まずは、バランスについては、録音時にすでに決めていたということ。吊りマイク1本ではなく、全部で6本くらい(吊マイクに、弦左右、ベース、マリンバ2)のマイクをミキシングして、録音時にはすでに最良のバランスの中でステレオ録音(2チャンネル)したため、例えばドラパートだけを強調したいとか、吉松さんのモビールパートだけを浮かび上がらせたいということはできませんでした。これをやりたかったら、マルチトラックで録音しなくてはいけませんね。ツギハギ(ある部分の差し替えなど)についてはあまり多くを語れないのですが(笑)、スコアを縦に読んで、極めて短い時間の差し替え(1拍分や音の立ち上がりなど)もが可能のようです。つなぎ目は、しろーと的には、まったくわかりませんね。。。笑 逆にスコアを横に読んで、2ndマンドリンだけ差し替えたいということは、全然できませんでした。それから、ディレイやリバーブ、イコライジングなどのエフェクト処理は、未確認ですがかけていないようでした。

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●いわゆる音の編集をする場合、始まる前は「音楽の流れを損なわないか」「テンポが不自然にならないか」「音程があうか」「音量が不自然にならないか」「質感が変わらないか」などの心配がありました。とくにマンドリン合奏では、音がなかなか溶け込まないですからね。しかし、現在の録音技術では、この手の心配はまったくありませんでした。その中で強く思ったのが、編集しているとはいえ、できあがったものは紛れもなく我々の演奏結果であるということ。そして、どんなに編集をしても、素材(自分たちの演奏)がすべてであるということ。音量などは機械的に操作できても、緊張感や豊かさ、息遣いなどは直すことはできないのです。ということで、CDとしての「音」は、昨日の作業ですべてが決まりました。そこにある「音」は、良い意味でも悪い意味でも、現在のメトの実力です。このことを謙虚に受け止めて、演奏者としてどのような努力が可能なのか、これからじっくりと考えていきたいと思っています。

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2001/9/25 Tue.

●メト演奏会のご感想をいくつかいただきました。Webサイトでは、今のところ、Claさん(Broken Radio)、まるまがじんさん(音楽日記)、こぐま工房さん(少し前の日々雑記)、じゃわじゃわ君(日記)などがアップされていますのでご紹介まで。明日は、青山のビクタースタジオでCD編集の作業を一日がかりで行います。ワタクシは久しぶりの有給休暇をとりました。細かい作業で根を詰めた極めてハードな一日となりそうですが、大いに楽しんでこようと思います。

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2001/9/23 Sun.

●昨日は、無事にメトの演奏会が終わりました。はむらぼサイトをご覧になってお越しいただいた方や、青森や関西など遠いところからお越しいただいた方もおり、メンバー一同、心よりお礼申し上げます。朝からの録音セッションで、正直、極めてハードな一日だったのですが、演奏会本番はなぜか肩の力が抜け、満足な演奏が出来たと思います。もちろんミスは多かったし、どこまで7曲7様の違いを演奏者として出せたかは反省の余地もあるのですが、長年の夢だった委嘱作品集として再演が出来たことに素直に喜びたいと思います。この日の東京はとても寒い一日で、難しいプログラムだったこともあり、客席は380名強(511名定員ですから4分の3の入りでしょうか)でした。手元に44枚のアンケートを回収しているのですが、単純集計すると、人気ベスト3は、吉松さんの「虹色」、西岡さん「マリンバ」、鈴木さん「僧園」でした。詳細は、もう少しお時間をいただきレビューに書くつもりです。

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2001/9/20 Thr.

●今日は長文失礼。コピペしてプリントアウトして週末のメト演奏会に持参するよーに(笑)。

●3曲目。近藤譲さんの「眠るベニス」は、これまで3回ほど演奏された曲です。マンドリンのピッキング(撥絃楽器の点的性格)とトレモロ(歌唱力)という二つの奏法を同時に扱うということが、この曲のテーマのようです。ワタクシのイメージでは、太い毛筆で「一」の字を書く感じかな?(笑) メンバーの某ささ氏は、トレモロの個所は羊羹だと言っていました(音の出だし、中間の密度、音を切る部分)。あるいは、運河のようなゆったりとした流れをベースに(ただし緊張感はあります。ここはトレモロの部分)、高いところから雫が落ちてパチンと弾ける感覚(ピッキングのアクセント)でしょうか。拍子が頻繁に変わり、基本リズムも四分音符、八分音符、十六分音符とコロコロ変わるのでアンサンブルが難しいですが、先日の練習時では、「音楽だからリズムがそれほど正確でなくとも。。。」なんて笑われてしまいました。でもやっぱり、正確さは大事なんですよね。それから近藤さんは、「唄うこと」を強調されていました。やはりすべての基本は「歌」なのでしょうか。ちなみにスコアとパート譜は、ヨーク大学音楽出版局(UYMP)からどうぞ。

●1部ラスの西岡さん。なぜマリンバとの競演なのかと思ったのですが、確かにトレモロと単打という奏法はマンドリンと共通していますね。まったく質感が違うこれらの音響の組み合わせがテーマとのこと。1楽章はパラパラと真珠をころがしたような質感で、マンドリンもマリンバも同様に扱われます。極めて複雑な譜割りで、コンピュータでいろいろと計算して作られたとか。それでも乾いたリズム感のない世界が作り出されるのは、ワタクシ的には初体験。ppのピッチカートで演奏される独特のサウンドですが、撥絃楽器の単打って、いわゆるドイツ系のツプフ音楽(Zupf)だけぢゃないのね。2楽章はカンタービレの緩叙楽章ですが、マリンバとマンドリン族のトレモロが違うものと感じるか、同じものと感じるか。。。3楽章は、音の堆積とそれを寸断するsfがテーマ。この楽章はほんとに難しいです。さてさて、譜面通りの効果がでるかどうか。さまざまな「空間」をつくり出すことができるといいのですが。ちなみに、ワタクシ的には今回の中で唯一、管弦楽編曲をしても面白いかと思っています。マンドリンとマリンバの質感がテーマなんで、非常に逆説的ではあるんですけど。。。

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●2部頭の吉松さん。今回のプログラムの中で、唯一明確な調性感のある曲です。そういえば、この曲を初演したいという思いだけで、JMJコンサートに参加したっけ(懐)。オーケストラを二つの性格に分けるのは、吉松さんの得意の手法の一つですが(協奏曲はほとんどこの位置付けですね)、今回は協奏曲ではないのですが、モビールパートとレインボーパートの二つに分かれます。早い動きのテーマを受け持つモビールパートのエネルギーを、ゆったりとした動きのレインボーパートが吸収しながら蓄積し、徐々に徐々にお互いが16ビートの頂点を目指します。解き放たれたエネルギーの心地よい余韻が、まさに雨上がりの「虹」を連想させます。8分程度の曲ですが、全体を通じて虹をかけたような息の長い構成感を作れるかどうかがポイント。どうもマンドリン族は16ビートが不得意なようで(笑)、推進力のある3+3+2のリズム(付点8分+付点8分+8分)が作れなくて困っているのですが、さてさて、本番やいかに。。。

●後半2曲目の北爪さん。今年、2度目の尾高賞(N響が昭和27年に制定した、その年の最優秀オーケストラ作品を書いた邦人作曲家に与えられる賞。日本でもっとも伝統と権威のある作曲賞)を受賞されましたね。そんな大先生の作品を演奏できるだけで、ワタクシたちも大変幸せモード。この曲のテーマはごくごく単純な冒頭の2小節間なのですが、旋律が収束したり不安定に離れたりと、さまざまなパート間で相互作用が働きます。これを冒頭の数分間、ぜんぶf以上で演奏するんですが、この発想がなんともユニーク。右手も左手も限界というところでようやく展開があり(笑)、一つの回想シーンとなりますが、このときのリズムは3拍子の中に4連符があるなど、なんとも演奏者泣かせ。頭では理解していても、なかなかメンバーみんなで揃わないんですよね。その後クレシェンドとともに徐々に現実に引き戻されて、最期の断末魔の後、静かに曲が終わっていきます。なぜその音を弾くのかを問われる曲、曲の魅力が演奏者の意識で大きく変わってしまう曲なので、我々としてはとてもやりがいのある、そして恐い曲なのです。

●ようやく終曲。国枝さんいわく、この曲は3楽章通じて「お笑い」なのだそうです。マンドラ中央で演奏している当団責任者のしょーやま氏の笑顔にインスピレーションされたのだとか。しょーやまさんの顔はともかく(笑)、この曲では「お笑い」といってももっともっとシニカルな、奥底に秘めた笑いです。例えば、指板がラウンドしていないマンドリンを、ヴァイオリンの弓で弾かせます。まともに音として鳴らせるのは、一番高い弦と低い弦の両端しかないですから、単打やトレモロにこだわっている我々に対して、「音」を出すことそのものに対して皮肉をこめているのでは?といったらいいすぎでしょうか。また、詳しくは解明していませんが、黄金分割(詳しくはささざき歴史12話を参照)を使っているとか、「Blends」を音階として使っているなどの隠し技が散りばめられているようです。難しいことはわからなくとも、3楽章トッカータの終わりには、みなさんもよくご存知のメロディーが出てきますので、盛り上がることができると思いますよ。

●ということで、長々と書きましたが、当日券@2500円もありますので、お時間のある方は是非是非、御茶ノ水カザルスホールにお越しいただきたく。22日(土)6時開場、6時半開演、全席自由です。

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2001/9/19 Wed.

●北爪道夫さんだったなか? 新曲を委嘱したときにその解説文をお願いしたら、「できるだけ言葉は少なくしたい。予備知識ではなく、出てきた音そのもので音楽を判断してほしい。」と言われた記憶があります(かなりあやふや系)。ということで、週末のメトの曲目解説や聴き所をコメントするのは、もしかすると作曲家の意図とは異なるかもしれませんけど、演奏者としては少しは保険をかけておきたいもの(笑)。ワタクシ的なチェックポイントはこんな感じでしょうか。。。

●全部で7曲(4曲+休憩+3曲)。熟慮の結果の曲順ですんで、やはり6時半にお越しいただきすべての曲をゆっくりとお聴きいただきたく。かなりの集中力を要する演奏会なので(本当)、当日はベストコンディションで軽い腹ごしらえが必要かも。開演前や休憩時のアルコールは、かなりコタエルと思いますよ(笑)。1曲目の池辺さんは、スコアが出版されるなどマンドリン界ではかなりポピュラーになりつつあります。したがって、メトがどんな味付けをするかがポイント。ワタクシの解釈では、この曲は譜面に書かれているよりももっともっとずっと軽い音楽だと思います。音形や楽器の特性から、どうしても深刻なダウンビートの音作りをしがちなんですけどね。池辺さんのコメント(全音のスコアを参照のこと。当日のパンフにも掲載します、、、というよりもこっちの方が先だったんだよな)にもあるように、「風の行方」がどこなのかを想像してみてください。

●2曲目、鈴木輝昭さん。いやはや、ワタクシ的に今回イチ押しの曲。これだけ音数が多いのに、このような独特のサウンドになるなんて、マンドリン音楽ではまったく聴いたことのない響き。コンチェルトグロッソのような編成で、演奏は大変難しいんですけど、流れ星や星のまたたき、鈴木さんのテーマである蜩(ヒグラシ)の声などなど、マンドリン音楽ならではの叙情性をお聴きいただけると思います。ちなみにこの曲の構成である「モードを中心としたヘテロフォニック(heterophonic)」というのは、なんて解説したらいいんでしょうね?(笑) モードは、ここでは旋法とか音階という意味かな? 最初の混沌とした暗いモードと明るいモードの二つがあります。で、ヘテロフォニックというのは、「原始的なポリフォニーの一種(ポリフォニー=複数の声部がそれぞれの独自性を保持しつつ動く音楽形態。多声音楽。) 複数奏者のユニゾンで微妙にずれたり外れたりすること。」らしいです。つまり、冒頭のテーマが、さまざまな形で微妙にずれて演奏され展開される音楽。ずれるのは音程であり、リズムですね。2拍3連や5連符、装飾音符などなど、その動きは決してひとつに定まりません。収束しそうでしないふわふわ感。そうした混沌・夜のイメージの中で、ソリスト群が早いパッセージを弾いて何かを物語ります。ちなみに、宮沢賢治の詩からインスピレーションされたようですが、あくまでもそれはきっかけだそうで、それにこだわる必要はないそうです。

●ということで、2曲だけでいっぱいいっぱい(笑)。明日また解説できるといいなあ。。。ちなみにメト責任者のしょーやまさんページもご参考くださいね。

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2001/9/18 Tue.

●いよいよメト本番が週末となりました。今回はビクターレーベルでCDを出すので、普段とはずいぶんと勝手が違ってきます。基本は本番一発撮りなのですが、我々の演奏技術では事故も多いですから(笑)、リハーサルからカメラ−タのスタッフがテープを回しています。ということで、リハーサルはウォーミングアップというよりも、CD修正用(ツギハギできるための)の素材作りということですね。調弦も慎重になるし、ましてやリハ中に弦を張り替えることは禁止、演奏中に舞台から抜け出して客席でサウンドチェックすることもほとんどできなくなります。もちろん、自分用の会場録音@MDなどは禁止。服装もライナー用に写真撮影をするので本番と同じもの。ステージ上に楽器ケースやペットボトルなどを散らかすことはできません。友人たちにリハを見学してもらうことなども、難しいかもしれません。そしてなによりも、一日中緊張感を維持することが一番の難関。今回の7曲は、いずれも極めて高い集中力を要求するもので、演奏者は1曲弾いただけでヘトヘトになります。さてさて、想像しただけでもため息が出てきますが(笑)、やっぱりこれ一番楽しいことですからね、ガンバラナクチャ。。。

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2001/9/13 Thr.

●一昨日は、あまりの惨劇にお気楽更新どころではなく、夜遅くまでテレビにクギ付けでした。昨日は昨日で仕事の合間にあちこちのサイトで情報収集。どうも現実を容易には受け入れられない自分に、少しばかり驚いています。湾岸戦争や阪神大震災のときも、リアルタイムの映像についていけない自分がいましたけど、今回はあまりにも非常識的な事件なので、そんな思いもなおさらです。ワタクシの会社も、NY事務所がWTCサウスタワーにあって同期も2名働いていました。なんとか難を逃れて無事だったようですが、生々しい話がいろいろと伝わっています。多くの犠牲者の冥福を祈るとともに、テロリズムに負けない強い意思の力を信じたいと思います。しばらくは自分の気持ちを落ち着かせるのに精一杯なので、今日はディーリアスのCDなどを聴いてみました。決して現実逃避をするわけではなく、怒りと悲しみを心の奥底にしまいこむために。。。

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2001/9/10 Mon.

●初めて回転寿司に入りました。なんだかきんちょーして、おなかが膨れたのかまだまだ入るのか、よくわからない不思議な感覚。好きなものを大声で頼めない、単なる小心者という噂もありますが(笑)、慣れるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。味の方は、それなりに美味しかったし、リーズナブルな料金だったんで、これからはもう少し機会をみつけて食べにいきますか。

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2001/9/5 Wed.

●関係者へご報告。昨日は、小出先生@メト指揮者に近しい方のお通夜に行ってきました。ワタクシも故人とは数回お会いしたことがあり、なんとも残念でした。お通夜やお葬式は気が滅入ってしまうが常ですが、昨日は故人とお別れもでき、また小出先生にも喜んでいただけたので、本当に行けて良かったと思いました。こんな気持ちになれたのは、ワタクシにはほんとに珍しいことです。故人のご冥福を心よりお祈りします。

●NAXOSから出たP.マスカーニ自作自演の歌劇「カバレリア・ルスティカーナ」を聴いてみました。当時のスタンダードな演奏なのかマスカーニ自身の音楽性なのか、思った以上にテンポを揺らすなどやりたい放題なので、ワタクシ的にはとっても面白く聴かせてもらいました。やっぱりオペラはこうでなくっちゃね。カップリングにマンドリン界では有名な歌劇「仮面」序曲も入っていましたが、ワタクシ的には原曲は初体験。あれれ? 何箇所か音が違いますねえ。。。笑 それからマンドリン編曲版(U.ボッタキアリ編曲)ではどうも面白くなかった個所が、さすがオリジナル、オーケストレーションが上手くちゃんとした音楽に聴こえてきます(笑)。そうか、ボッタキアリ編曲は楽器編成が小さい(通常の弦5部かな? 服部正先生などは管楽器や打楽器を加えていますけど、その加え方はあくまでも「加筆」であってオーケストレーションを全面的に見直しているわけではないですからね)のが裏目に出ているのかも。このあたりを書き出すと、マンドリン業界を敵に回すことになるので遠慮しておきますが(笑)、気が付いたことをひとつだけ。オケ版のリズム感を聴いていると、マンドリン界で通常演奏されているものってすんごく変に聴こえますね。とくに第2主題。ギターの書き方がそうなんでしょうけど、あまりにも1拍目や3拍目を強調しすぎていて(ギター奏者には気持ちいいんですけどね)、音楽が横に流れません。オペラの歌って、やっぱりもっともっと横に流れるものだと、あらためて感じた今日このごろでした。ついでに老婆心ながらもう一言。オケ版ってテンポが速いのねって感想だけぢゃ、だめですよ。。。笑

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2001/9/4 Tue.

●昨日は、ftpし忘れ。今日はいろいろとバタバタしているんで、昨日分のみ掲載しておきます。

●不二家ネクターがペットボトル@290ccで登場。昔から好きだったからかな? なんとなくうれしかったりします。でも、不二家のサイトに行っても、その情報が載っていなかったぞ。夢の国からきたペコちゃんが6歳、ポコちゃんが7歳、ペコとは子牛の「べこ」が由来、ポコとは幼児を表す室町時代の「ぼこ」が由来、ということはとっても勉強になりました。それにしても、サイトをよくみると、ペコちゃんのスリーサイズまであるなんて、いやはや。。。(^^;;

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